
保育園選びに失敗しない4つのポイントとは
近年では東京都など都市部では、保育園の不足とそれに伴う待機児童の急増が問題になっている反面、地方では少子高齢化が問題となり、市町村によっては子育てしやすい環境のPRが盛んです。
今回は未就学児童の両親が、お子様の受け入れ先を探す際に注意すべき点や、保育園選びのポイントについて紹介します。
認可保育園、認可外保育園の違い
大きく分けて保育園には「認可保育園」と「認可外保育園」の2種類があります。
認可保育園の方に魅力を感じる方も多くいらっしゃいますが、その違いを理解されている方は少ないため、それぞれの違いを正しく理解しておきましょう。
認可保育園とは
認可保育園とは、国が定めている”児童福祉法という法律に基づいて”一定の基準である条件を満たしているとで「認可」された保育園のこと。
以下の条件が満たされている場合、都道府県知事より認可がおります。
- 施設の広さ
- 給食を提供する設備の有無
- 衛生管理のほかに保育を行う職員の人数
認可外保育園とは
認可保育園以外の保育園はすべて「認可外保育園」となり、ほとんどは基準を満たしていない保育園にはなりますが、都市部には基準を満たしていながらも認可外として運営している保育園(所)もあり、駅前のマンションや商用施設の一室など、小規模ながらも利便性を活かした施設が多く見られます。
保育園選び4つのポイント
毎日の送り迎えはもちろん、日中の友達との過ごし方、遊具や施設の広さなど、大切な子どもの保育をより安心して任せられる環境を考えた時、その条件や思いは尽きぬもの。
そこでどのように保育園を選べばよいのか、見るべきポイントを絞り紹介します。
1.自宅や職場からの距離
自宅から保育園までが近い場合、単純に”通う時間の短縮”といったメリットがあります。
また、買い物や散歩などの際もお友達家族と会う機会も増えることで子どもが小学校へ入学する際に、将来同じ学校に通う友達ができるといった安心感もあります。
職場から保育園までの距離が近い場合、子どもが急に熱を出したり、災害時などにすぐに駆けつけられるといったメリットもあります。
ベストは自宅と職場、保育園が近いことが挙げられます。
2.保育方針
保育方針は保育園それぞれで、特に認可外保育園は両親のニーズとサービスを考慮したカリキュラムを取り入れて保育方針を立案、実施しているところも多くあります。
たとえば教育熱心な保育園は、外国人講師を定期的に招いて英会話を行ったり、それ以外でも本読みや字を書く練習やダンスをする時間をカリキュラムに組み入れていることもあります。
また、子どもの自由時間をたっぷり確保することを優先している保育園もあり保育方針はまさに多彩の一言。
実際の保育方針に関しては検討している保育園に確認してみてはいかがでしょうか。
3.保育園の規模
保育園の受け入れ人数にも大きな違いがあり、認可保育園では同年齢の子どもたち同士でクラスを作る園が一般的。
保育士の目が届く人数に配慮して、同じ年の子同士で多くの時間を過ごすことになります。
認可外保育園では規模の大小にバラつきがあり、数人程度の少人数の保育園から、100人を超える規模のものもあります。
園によっては園児の年齢を横割りせず、異なる年の子ども同士が遊ぶことで、年上・年下の子との関わりをもたせているところもあります。
4.保育時間
ほとんどの認可保育園は午前7時頃から登園受け入れをし、夕方6時頃までを保育時間としています。
認可外保育園は時間が様々で、とくに都心部では両親の仕事の都合によって夜中まで児童を預かる「夜間保育」または「24時間保育」を行っている園もあります。
【まとめ】実際に見学に行って確認するべき点
次に実際に見学にいって確認すべき点を簡単にまとめてみました。
以下のチェックポイントはもちろん、保護者の方が感じるインスピレーションを大切にお子様に合った保育園をみつけましょう。
- 園児の笑い声が楽しそう
- 設備について、怪我や事故防止への配慮がなされている
- 保育士の人数が十分確保されている
- 保育士の挨拶や笑顔が明るい
- 園長の人柄
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