
認定こども園法での認定基準とメリット・デメリットについて解説します
徐々に増えてきた認定こども園ですが、実際に認定こども園とはどのような基準で認定されているかご存じの方は多くないかと思います。
また、実際に認定こども園への入園を検討している方が気になるのが、通わせることのメリットとデメリットではないでしょうか。
この記事では、
- 認定こども園法での認定基準
- 実際に通わせることのメリットとデメリット
この2つに焦点を当てて解説していきます。
認定こども園法での認定基準とは
認定こども園は、「就学前の子どもに関する教育、保育などの総合的な提供の推進に関する法律」(通称:認定子ども園法)によって定められた施設です。
施設が認定を受けるためには、
- 学級編制
- 施設設備
- 職員配備
- 運営基準等
の認定基準が法令によって定められており、それぞれの基準を満たす必要があります。
また認定こども園には幾つかのタイプが存在し、それぞれ職員に求められる資格も異なります。
認定こども園の種類
- 幼保連携型
- 保育所型
- 幼稚園型
- 地域裁量型
幼保連携型
- 幼稚園教育要領に基づく幼稚園的機能
- 保育所保育指針に基づく保育所的機能
上記両方の機能を併せ持つ施設が幼保連携型認定こども園となります。
- 幼稚園教諭の免許状
- 保育士資格
上記2つの資格をあわせ持つ「保育教諭」の配置が必要となります。
その他
幼保連携型以外の認定こども園については
- 3歳未満を担当する職員:保育士資格が必要
- 満3歳以上を担当する職員:幼稚園教務の免許状と保育士資格を合わせて所持していることが望ましい。
認定こども園のメリット
転園させる必要がない。
- 保育園から幼稚園
- 保護者の就労の関係での転園
認定こども園では、上記のような理由での転園が必要ありません。
通常ですと、保育園の後に幼稚園を利用したい場合は、新たに探す必要がでてきます。
しかし、認定こども園に始めから入っていると一貫して同じ施設でお世話になることができます。
また保護者の就労状況に合わせて園を選択する必要がありますが、認定こども園の場合は認定資格を再取得して、園も探し直さないといけない、という手間が発生しません。
幅広い子どもと関われる。
多くの認定こども園は縦割り保育を行っており、幅広い交流ができるというメリットがあります。
通常ですと保育園と幼稚園が併設されているといった事がない限り、あまり交流する機会はありません。
違う年齢の子どもと交流することで、いい刺激を与えることができ、発育成長に良い影響を与えると考えられています。
認定こども園のデメリット
施設数が少ない
徐々に増えてきている認定こども園ですが、まだ保育園や幼稚園と比較すると数が多くはありません。
また、一度入園すると卒園するまでエスカレーター式に上がっていくため、定員に空きが出にくいという問題もあります。
入園の優先順位がある
認定こども園の申し込み方法は、認定区分によって異なります。
1号認定:園に直接入園希望を申し込む
2号・3号認定:市区町村に入園希望を申請。
※申し込みが多い場合は、保育の必要性が高いと認められた世帯の入園が優先される
まとめ
保育園と幼稚園が一つになった認定こども園は、保護者にとっても子どもにとっても多くのメリットがあります。
その反面、施設数の問題から入園を希望しても必ず入れるとは限りません。
もし入園を希望する場合は、早めに情報収集を行うと良いでしょう。
当サイトアンドキッズの検索機能でも、希望地域の認定こども園の検索が可能です。
認定こども園探しに是非ご活用下さい。
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