
認可外保育施設のメリット・デメリット
認可外保育施設と聞くと、怪しいのではないかと思われる方も少なくないかと思います。
しかし、実際には認可外保育施設とは、以下のような施設のことを指します。
- 児童福祉法に基づき市町村に届け出をしているが、認可を受けていない
- 民間事業者が都道府県知事の許可を得て設置しているが、認可を受けていない
いわゆるベビーホテル・院内保育所・企業内保育所などがこれらにあたります。
国の基準は満たしていませんが、各自治体に届け出が出されているため怪しい施設ではないことが分かります。
また、保育施設によっては、独自の経営方針を徹底するためあえて国の認可を受けていないという所もあります。
では実際認可外保育施設に子どもを預ける場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回は、そんな認可外保育施設に関する疑問にお答えしたいと思います。
メリット
今では多様な保育サービスを受けられる認可保育園も増えてきましたが、まだまだ数が少ないのが実情です。
認可外保育園は認可保育園と比較して、夜間保育や休日保育、一時保育などのサービスが受けられる施設が多いのが特徴です。
残業の多い保護者の方や、サービス業などで仕事の休みがバラバラという方にとっては、とてもありがたいサービスといえるでしょう。
その他にも保育理由を問われないのも、認可外保育施設のメリットと言えるでしょう。
保育園入園の条件には合致しないけれど、どうしても保育施設を利用したいという方も利用できるのが認可外保育施設です。
また幼保無償化の制度により認可外保育施設でも月額37000円まで無償となったため、負担額が以前よりも軽減されました。
デメリット
前項でも述べましたが、費用が認可保育施設と比べると高くなります。
また認可外保育施設では職員の1/3が保育士であれば良いというふうに規定されているため、制度上2/3は無資格の先生でも運営することが可能となっています。
認可保育施設でも、見守りや玩具の準備・片付け・消毒といった作業を行う「保育補助」として働いている方は多くいらっしゃいます。
しかし、認可外保育施設では無資格の方の割合が多くても運営できるという点で、心配される方も少なくないでしょう。
実際の園の雰囲気や質については、一度見学を行って確認するのが良いでしょう。
まとめ
認可外保育施設のメリット・デメリットについて解説してきました。
認可外保育施設にしかないメリットも多くありますが、その反面費用が高くなるなどのデメリットも存在します。
保育施設によって特徴は様々ですので、見学を行いご自身の目で保育施設がどのような場所か、安心して預けられるか確認するのが大切です。
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